このダサイネーミングはどうにかならんのか

投稿日:2009年5月23日

楽天が行動ターゲティング広告を刷新、「楽天スーパーDBターゲティング広告」配信開始

スーパーDBって・・・・脱力。

記事内容より。

「楽天スーパーDBターゲティング広告」では、従来の年齢、性別、地域、商品閲覧履歴に加えて、商品購入履歴、特性、ライフスタイルや価値観などをカテゴリ化したサイコグラフィック情報、楽天スーパーポイントの獲得意思・意欲、好意を数値化したポイント反応得点、楽天会員ランク、楽天グループ利用履歴、年収、未既婚、住居形態、保有携帯キャリアなどのカテゴリを新設し、ユーザの興味や関心にさらにマッチした広告を配信。カテゴリ同士の掛け合わせによるマッチンング精度の向上も可能となっている。

・・・
マーケティングデータベースというのは、
私は、
基本的に複雑なかけあわせを、自動化で行うものではない、
と思っている。

特に「属性」というのは基本的にお客からの自己申告なので、
まったく当てにならない。

人間が取った「アクション」は信用できるが、
人間の「属性」は、マーケティングをする上では、
利用すべきではない、というのが私の持論である。

例えば、
千万単位の売り物である住宅販売では、
「現地見学会に来た」というアクションをした人は、
かなり高い確率で購入につながる。
なので、この人たちをグルーピングしてDMを打ったり、
特別扱いしていくのが正しいマーケティング。

しかし、
「住宅の近くに住んでいる」「年齢」「収入」
などの自己申告でグルーピングしてマーケティングアクションしても、
まあ、その結果はたいてい燦々たるものなのだ。

これはネットでも同じ。
属性は当てにはならない。年齢なんてとくに虚偽申告は多いだろう。
性別、名前すら怪しい。

ただし、
「購入履歴」は間違いなくその人の趣味・嗜好・ライフスタイルを反映するので、うまく使えば強力なマーケティングになり得る。
これを上手に使っているのがamazonね。

amazonは、膨大な「属性」情報を持っているが、
実はまったくレコメンド機能に掛け合わせていないそうである。

「これを買った人はこれも買っています」
というamazonのレコメンド画面は、
「購入履歴」を人ベースでつなげて、購入回数の多いものを、
あるジャンルの上位から並べる、
というとてもシンプルなもの。
シンプルであるがゆえに、強力なのである。

また、
検索キーワード連動型広告(キーワード広告)が強力な反応を取れるのも、
お客の「検索をしたキーワード」と同じ「キーワードのビジネス」を、
マッチングさせる。
信用できる「お客のアクション」と、「シンプルさ」があるから強力なのである。

オーバーチュアとヤフーが最近出した、
「インタレストマッチ」
は、残念ながら現状、
ほとんど「インタレストをマッチ」していない(・・・と思う)。

楽天がどのような仕組みを作り出すのかは不明だが、
「スーパーDB」などというダサイネーミングから見るにつけ、
ポイント、商品カテゴリ、携帯など、
恐ろしく膨大な変数の掛け合わせをしている上に、
属性までかけあわせようとしているならば、
同じようにあんまり反応のよい広告媒体にならないだろう、
というのが私の感想である。

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プロフィール

  • 滝井秀典
  • キーワードマーケティング研究所 代表取締役。検索キーワード広告(PPC、リスティング広告)の研究、実践、教育をしています。会社の方では運用代行など。
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