エンハンストキャンペーンで広告グループ単位でのスマフォ入札調整が可能に

投稿日:2013年4月11日

Googleの公式ブログ(英語)で、
エンハンストキャンペーンにおいて広告グループ単位での、
スマフォの入札価格比率調整が可能になる、と発表がありました。

Ad group mobile bid adjustments available soon in enhanced campaigns – Inside AdWords

5月中旬から実装されるそうです。

※エンハンストキャンペーンって何?という人はこちら参考ください。
エンハンストキャンペーンが全部わかる関連リンクまとめ-Google AdWords

従来のエンハンストキャンペーンでは、
スマートフォンの入札調整は、「キャンペーンレベル」の大雑把な調整しかできない、
という仕様でした。

この仕様の問題点として、
「スマフォにおいて同一キャンペーン内のAというキーワードでの広告表示順位が3位、Bというキーワードでの広告表示順位が1位」
というケースにおいて、
Aというキーワードでの表示順位を3位から上げようとした場合、
すでに1位に表示されているキーワードの入札価格まで必要ないのに上げることになってしまい、
クリック単価高騰の懸念および詳細にコントロールできないストレス増加、
という点で批判がかなりありました。

ということで、多くの広告主から、
「デバイスごとの個別キーワードの入札調整機能は残してほしい」
というフィードバックが多くあったのでしょう。

例えば、下記ブログのGoogleのモバイルサーチ広告の責任者へのインタビュー記事においても、
「モバイル(スマフォ)のキーワードへの個別入札はできるようになるのか?」
という話題がひとつの焦点となっていました。

Google Mobile Ads: An Interview with Surojit Chatterjee | WordStream
(the mobile bid adjustments and set mobile bids at a keyword level?のところ)

こういった要望に対して、
「広告グループ単位での調整」
という中間点の機能追加で妥協した、という形なのだと推測されます。

このように、
エンハンストキャンペーンについては、
今後も仕様変更・追加はまだまだ起こる可能性は高いですので、
慌ててアップグレードしたり、
エンハンストキャンペーンに急激に対応しようと焦る必要はないと思われます。

「モバイル(スマフォ)の入札調整はキャンペーン単位でしかできない」
という前提条件でアカウントロジックを組んでも、
結局今回のようにその前提条件があっさりなくなってしまっては、
無駄な作業をしてしまう可能性が高い、と言わざるを得ません。

以下、
上記Google公式ブログの和訳を掲載しておきます。

たぶんすぐに日本のGoogleブログにも日本語で掲載されると思いますが、
取り急ぎ。

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人々は常に、コミュニケーションや買い物、エンタメ情報閲覧目的で
複数のデバイスとつながっていて、かつそのデバイス間を行き来している。
そんな中で、場所だったり、時間帯だったりデバイスだったりというコンテキストは
広告主にとってかなり重要な要素である。

2月に、検索する側の目的やコンテキストに基づいた広告で(潜在)顧客にリーチして
いけるようにエンハンストキャンペーンを立ち上げたが、
立ち上げからほんの数か月にもかかわらず、
事業の規模は関係なく、すでにエンハンストキャンペーンでの
成功事例といったものが上がってきている。

・広告グループのスマホ入札価格比率調整について
エンハンストキャンペーンにおいて、広告主により大きな権限と決定権を与えるため、
まもなく広告グループレベルでのスマホの入札価格比率の調整ができるようになる。
この機能は5月半ばにすべての広告主で利用可能になる予定だ。

もし大きいスケールのキャンペーンを運用していて、
最適なスマホ入札価格が他とは明らかに異なるキーワードがエンハンストキャンペーンの中にある場合に、
とても便利な機能だと思う。

—————————————
例:

全国規模の小売りチェーンは、スマホのみのキャンペーンで、
数十万のキーワードの入札価格の最適化を行っていて、
スマホキャンペーンの95%のキーワードがPCキャンペーンの同じキーワードよりも
入札価格が10%低いとわかったとする。

また、残りの5%のキーワードは、パフォーマンスや競合の違いから、
スマホとPCで入札比率が(-40%~+100%の間で)異なっているとする。

そうすると、この小売業者は、
エンハンストキャンペーンにアップグレードして、
新しい機能である、広告グループのスマホ向け入札価格比率調整を使うことで、
異なるデバイスであっても彼らの望む入札価格とROIをより良く維持できるようになる。
—————————————–

多くの広告主は、エンハンストキャンペーンの
今のキャンペーンレベルの入札比率調整機能にかなり満足しているとは思うが、
アップグレードして全ての新機能に触れてみることを勧めたい。

アップグレードには以下の3ステップで行う。

1.adwords.google.comにログインして「始める」をクリック
2.Mobile Bid Adjustmentを選ぶ
3.Complete Upgradeをクリック

・今後の予定
より詳細な情報やティップスは、5月中旬に広告グループレベルでのスマホの入札価格調整が
できるようになってから、このAdWordsブログで公表していく。
この機能に関するAPIは5月初旬ごろに利用可能を予定していて、ディベロッパーブログで
お知らせする。

すべてのAdWordsアカウントのエンハンストキャンペーンへの自動的なアップグレードは、
7月22日から始まる予定にしている。

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PS

最後に、
エンハンストキャンペーンへの強制アップグレード日の予定日がちゃっかり記載されていました。
こういう超重大な情報を、「ちなみに」感覚で出すところは、
相変わらずGoogleお茶目です。

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  • キーワードマーケティング研究所 代表取締役。検索キーワード広告(PPC、リスティング広告)の研究、実践、教育をしています。会社の方では運用代行など。
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